「せどぷれ」レビューと評価
どうも!こんにちは!
まつうら拓也です!
本日もまた「せどりツール」に関するレビューを書かせてもらおうと思います。
今回挙げるせどり商材は・・・
こちら、「せどぷれ」になります。
現在進行形で販売はされていますが、
やや昔の商材とも言えるものですね。
今となっては
ツールと教材がセットになっているものは
スタンダードだと思いますが、
その当時はツールならツールの使い方のみが多かったんですね。
(今もそれだけのものもありますが)
ただ今回のツールは、
スマホを活用したツールでもあるので、
そのためには店舗せどりにおけるコツなんかも
必要情報としてあったわけです。
そこでツール&教材(正確には通信講座=メルマガ)のセットという形で販売されているのがこの「せどぷれ」になっています。
せどぷれとは?
■商材名:新機軸スマホせどりツール&せどり術通信講座「せどぷれ」
■販売元:株式会社マルチノックス
■発売日:2015年4月16日
■メディア:ツール、マニュアル(PDF)、メルマガサービス
せどぷれの使用方法
せどぷれは、仕入れからアマゾン出品までの全てのステップを、スマホだけで完結させることのできるツールです。
具体的な使い方は以下の6ステップになります。
- せどぷれで商品をリサーチ
- せどぷれにリサーチした商品を登録
- せどぷれの通信講座メルマガで学ぶノウハウを参考にして店舗選び
- 仕入先店舗にて仕入れる商品価格をチェック
- 仕入れを実施する
- せどぷれでスマホで出品する
このような流れで店舗せどりの実践を効率よくカバーできるよう組まれています。
せどぷれ通信講座(メルマガサービス)について
せどぷれ購入者限定の
「青木式せどり術 通信講座」というものが
購入後メルマガ配信されます。
基本的に今回の商材の設計は「初心者向け」に作られてはいるので、内容も初心者向けのノウハウとなっています。
と、
ここまでの文章を読んでいると・・・
「親切設計で優良なツールなのかな?」
と思われてしまうかもしれませんが、
ハッキリ言ってしまうとオススメできません!><
なぜなら、僕のこれまでの記事でも声高にして訴えている
●ツール利用の定額制
がまず大きなネックポイントとして一つ。
しかも今回は初月14800円もします。
次月以降月々は4980円ということで
半年で39700円
一年で69580円
ツールを所持しているだけの固定費でこれだけかかります。
極めて初心者が投資するに値する金額ではないのと、
「ツールを買うなら”買いきり”で」
(しかもこれは最低条件です)
ということでそもそもこの時点で半ばアウトな訳なんですがw
これがもし投資に値する想像以上のレベルのものだったら少しは判断に余裕を持たせて良いかもしれません。
しかし肝心の中身に関しても
マイナスであることが多々あり
「全部ダメじゃん!」
ってことなんですよ。・・・・・
ということでこれから詳しくイケテナイ理由を挙げていきますね。
せどぷれイケテナイ理由その1:結局「記憶」しての仕入れとなる
せどぷれは、ツールにアマゾンでプレ値状態にある商品を登録しますが、実はそれを「記憶」して仕入れという流れなのです。
結局せどぷれは自身の「記憶に頼った仕入れ」をさせられるということです。
親切と思いきやスパルタというw
【とにかく数をこなすこと】
【なんどもなんども店舗に向かうこと】
これが実は一番効果が高く、スキルアップに繋がり、そして一番早く稼げるようになるんですね。
(これ、本当の話ですよ)
仕入れで重要なことは、その店舗の特色を知ること。
つまりこの店で見るべき箇所・ポイントはここだというのを知る必要があるのがまず一つ。
そしてその店舗が利益商品を並べる、その販売のタイミングがいつなのかをあらかじめ情報としてサーチしておくことがもう一つ。
これがわかっていなければ、
数をこなしても
なんども店舗に通っても
効果は薄いんですね。
なんのために数をこなす必要があって、
なんども店舗に向かわねばならないのか?
その理由は効率化の為なんです。
誰だって効率よく利益商品をポンポンと抜き出して、はい次の店舗へ〜!ってやりたいですよね?
けどその動きができるのは、そのお店自体を情報攻略できているからなんですね。
いってみれば逆算思考であり、それが効果的な戦術になるワケです。
ただこの「せどぷれ」に関しては、あくまで「アマゾン上のプレ値商品」にしかフォーカスされていないので、
その商品を探すために店舗のあちこちを徘徊させられることになったり、
いや、それだけならまだしもです。
「記憶」ってwww
登録した意味ほぼほぼないしw
これだったら店舗せどりじゃなくて
電脳せどりに活かさないともったいないと僕は思うのですが。。。
店舗せどりはあなたご自身がお住まいになられているエリアを中心とした店舗情報を詳しく知った方が強いですよ。
せどぷれイケテナイ理由その2:仕入れ価格が高い
簡潔に申し上げますと、
せどぷれによるアマゾンプレ値の商品抽出結果は、
総じて価格の高い商品ばかりしかあぶり出しできません。
価格が高いということはつまりどういう商品のことをいっているかと言いますと・・・
元々ランキングが高くて、アマゾンが在庫切れを起こしたからプレ値突入といった類の商品です。
これはですね、それを知ってから店舗に向かうんでは遅いんですねw
「時すでに遅し」な訳です。
本来なら予約転売で数とって攻略する、情報がとにかく早くなければ意味がないんです。
もっと言うとですね、
せどぷれの定価越え商品の表示機能はこのようになっています。
↓↓
せどぷれに搭載されている「定価超え商品表示機能」を使って商品をリサーチしていきます。これは、Amazonの価格を基準とした時、その価格よりも高い商品だけを抽出する機能です。
と言うことは
普通だったら「アマゾン出品なし」の商品でプレ値を狙うものを、
「アマゾン出品あり」でプレ値になってる商品??
つまりはこれって、「俺様価格」ばかり抽出されはしませんか?・・・
だとすると、アマゾンが在庫切れ起こすまで(またはアマゾンより安く出品する)自分の出番はやってこないですし、そこまで待ってる内に相場が下がる可能性だってあります。(そもそも待ってられない)
どんな狙いのある抽出なのかがさっぱりわかりません。
なかなか売れないような商品を仕入れさせられるとなったらたまったもんじゃありません。
せどぷれイケテナイ理由その3:通信講座のクオリティが低すぎる
店舗せどりの最新ノウハウが二週間に一度メール配信されるというものなんですが、正直内容のクオリティに関してはネット検索で十分事足りるような内容なので、これに対してお金を払うほどの価値は見当たりません。
さらに最近非常にこの手の情報が多くなっている「稼げる商品情報」です。
これは「せどぷれ」だけに限らず、同じような発信をしている情報には注意していただきたいのですが、
結論その商品に群がり、出品者が増えまくって価格競争の波に晒されます。
よって利益どころか赤字になることもしばしば。
基本的に利益の出る商品は、ライバルサーチでも儲かる商品情報でもなく、自分自身で見つけるのが一番です。
その為のスキルアップであったり、あしげく店舗に通うことであったりするわけなので、本末転倒となる罠にはまらないようご注意ください。
せどぷれイケテナイ理由その4:スマホ出品機能は危険な行為である
基本アマゾンのセラーアカウント登録やセラーセントラルの確認等はPC上で行うべきものです。
なぜなら、今回のスマホ出品機能について、二重登録をしてしまう可能性があるからです。
二重登録はアカウント停止の恐れがありますので非常に危険です。
せどぷれの設計自体が、現地仕入れ現地出品を想定した流れで作られているので、つまりそれはFBAではなく、自己発送の出品状態になることを想定しています。
このような基本操作に関してはリスクであることを踏まえ、必ずセラーセントラル上で作業をするのが安全です。
せどぷれイケテナイ理由その5:無料でも事足りる他社ツールの存在
知名度があって誰もが知る無料ツールで「せどりすと」というものがあります。
有料版の方が使いやすいという声もありますが、無料版でも十分活かせます。
なぜなら、「せどぷれ」にある「プレ値商品抽出機能」は「せどりすと」にも搭載されているからです。
動作スピードも早いですし、粗利計算、モノレート同期といった機能も標準装備されているので、「せどりすと」で十分事足りるんですね。
結論
「せどぷれ」にお金を払うほどの価値は見出せません。
せどり初心者対象
→初心者が対応できる水準のノウハウではない(アマゾンプレ値商品の仕入れはリスクを伴います)
店舗せどりツール
→上記プレ値商品が軸になってる時点でアウト。まずは自分がせどりを実践するエリア店舗そのものの情報を詳しく把握すること。
また、記憶に頼るスタイルもツールの意味を成しません。
購入者限定メルマガ
→限定とは思えない低いクオリティの情報です。
スマホ出品機能
→二重登録の危険性があるので、そもそもオススメすらできません。
このように、至る所で「せどぷれ」のウリだったはずのポイントが、NGなものばかりです。
よって利用価値があるのかないのか、答えは明白でオススメできません。
商材購入のポイントは、
自分自身でせどりでしっかり稼ぐことのできる、基本的なスキルアップに繋がる教材であるかどうか?
ここを軸に検討をいただきたいと思います。
楽できるとか、時短とか、
初心者がそういう部分で甘えてしまったら、その先はすでに見えたも同然です。
長く稼ぎ続けたいとするなら、
守破離の守に重きを持って、
何より
時間はかけないとダメです。
ビジネスの世界ですから決して甘くはありませんので、
労力をかける努力しないことには何も始まりません。
僕はそういう意味も含めて、多角的に見てこの商材はオススメしません。
本日は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうござます。
まつうら拓也でした^^